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当教室の子供の受講についての思い
元気いっぱい遊びながらお絵かきを楽しみたい、というお子様には誠に申し訳ありませんが当教室の受講はおすすめいたしません。
私は幼稚園から小学6年生まで祖母の水彩画教室で絵を習いました。
教室の本棚にある様々な画集をパラパラとめくっては色彩や筆使いの世界に魅了されていました。中でもターナーの水彩画は特にお気に入りで、細やかで繊細な光の描写に感動する一方で、どうしたらこんな絵が輝くような風景画が描けるのかと考えました。他にも、竹内栖鳳の大胆でスピード感のある筆運びの生き生きとした表情の動物の絵にも憧れ、どういう筆運びで描くのか想像して楽しんでいました。
高学年になると、大好きなジブリの映画や当時流行っていたアニメのエンディングロールを見て、人物や背景を描くことを仕事にしている大人がいることにも興味が湧きました。
大人たちはどうやってその絵を描けるようになったのだろうか。
そう思う私にとっては、祖母の水彩画教室での写生やデッサンは、憧れの世界へ少しでも近づけるような気がする大好きな時間で、目の前のモチーフを数時間、黙々と観察し続け、丁寧に描くことがただただ楽しいと感じていました。
野菜やお花を美味しそうに写生したい。ガラス瓶をつやつやに描いてみたい。
画家の習作みたいにクロッキーや鉛筆デッサンもやってみたい。
水彩画教室iiiroは、そんなお子様の受け皿になれれば、と考えています。
水彩画教室 iiiro 柘植香里
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